ビリヤード キューに使われる木材といえば、いろいろな木材があります。
ノーマルシャフト、ハイテクシャフト、バットの部分にも木材、がいろいろと使われていますが、一般的なものを含め10~20数種類ほどあります。そのなかでもよく見かけるものを代表して記載しています。
自分のキューがどんな木材を使っているかしれば、より愛着がわくと思います。
カエデ科カエデ属
ビリヤード用品に使われている木材といえば、一番に聞くのはこのメイプルではないでしょうか?
メイプルシロップの木材ですが、ノーマルシャフト、ハイテクシャフトともにほとんどこのメイプルが使われています。
ビリヤード以外にも幅広く使われており、ギターやバイオリンなどの弦楽器、床材や家具にも使われます。
シャフトとして使用していくと光沢もあり経年変化であめ色に代わっていきます。
木目の出方で、カーリーメイプル・タイガーメイプルなどの呼び方に分かれますが。その中でも珍しい木目として、バーズアイメイプルがあります。
バーズアイメイプルの木目は、どうして出現するのかもはっきりとわかっていないため、希少価値の高い木目になります。
カキノキ科カキノキ族
果物の柿とおなじ仲間になりますが、黒檀は高級家具としての利用も多く、一般的には高級品とされています。
とても成長が遅い樹木のため、利用できる太さになるまでに200年ほどかかるといわれています。
そのために植林も間に合わないため、手に入れるのもかなり金額がかかる木材です。
漆黒・青みどりの黒檀は手に入りにくいため、縞黒檀のほうが主に利用されるようになっています。
どちらも現在では高価で取引されるため、ビリヤードの木材として使われる際も、値段が高くなってきます。
マメ科ダルベルジア属
マメ科ダルベルジア属
熱帯・亜熱帯地域に広く分布
名前の由来 バラのようなにおいを発するためにこの名前が付いたそうです
濃く紫ががった褐色の心材で、主に欧米では家具の材料として人気のあった木材になります。
産地名から、ブラジリアンローズウッド・インディアンローズウッドなど呼ばれたりしますが、ワシントン条約より、ブラジリアンローズウッドは、絶滅が心配されるようになり取引制限がかかってます。
手に入れにくくなった、ローズウッドに代わり同じくマメ科ダルベルジア属の【ココボロ】が代わりに取引されるようになってきました。
ビリヤード木材としては、ローズウッド、ココボロともによく名前が聞かれます。
クワ科ピラチネラ属
東南アジアが主な原産
独特の木目で人気があり、この木目がヘビのうろこに見えることからこの名前が付いた。
機器の柄や杖・ステッキの持ち手に使われることも多く、最高級木材として有名な木材です。
気乾比重も1.22と非常に重く、世界一重い木のひとつだといわれています。(リグナムバイタという木材も世界一思いといわれているそうです)
生息地域も限られ、大きな木ではないため、非常に入手困難な木材のため、ビリヤードの木材として使われた場合も同様に高価なものになります。